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出版社ポリシーの確認方法 – オープンアクセス公開の前に

学術論文をオープンアクセスで公開する際には、出版社や学協会が定めるポリシーを事前に確認することが重要です。このページでは、確認すべきポイントや便利なデータベース、確認の手順についてご案内します。

なぜ出版社ポリシーの確認が必要?

学術雑誌の多くは、ジャーナルに投稿された論文を機関リポジトリや著者自身のウェブサイトで再公開(セルフアーカイブ)することの可否について、投稿規定やガイドラインにより条件を定めています。著作権を著者自身が保持している場合でも、自由に公開できるとは限りません。

たとえば、自身の作成した著者最終稿であっても、ジャーナルの出版から一定期間は機関リポジトリへのセルフアーカイブを禁じている場合があります。

チェックすべき主なポイント

  • セルフアーカイブの可否 — 著者による再公開が許可されているか
  • 公開可能な論文のバージョン — 出版社版(Published Version / Version of Record)か著者最終稿(Accepted Manuscript)か
  • 公開可能な時期 — 論文掲載直後に公開可能か、一定の公開禁止期間(エンバーゴ期間)があるか
  • 公開できる場所 — 機関リポジトリ(TOUR)、著者個人のウェブページ、研究データレイク(IZUMI)、その他のリポジトリ(figshare、Zenodoなど)など

共著者がいる場合の注意点

出版社が著作権を保持していたり、論文に付与されたクリエイティブ・コモンズ・ライセンスによりセルフアーカイブに問題がない場合でも、事前の断りなくデータや論文を公開したことにより共著者とトラブルになる事例が報告されています。共著者間の信頼関係を保つため、事前に公開の承諾を得ておくことを推奨します。

出版社ポリシーを調べるには

以下のデータベースを活用することで、出版社・雑誌ごとの公開条件を簡単に調べることができます。

海外雑誌: Open Policy Finder

  • 対象: 海外を含む世界中の出版社
  • 特徴: 雑誌単位で、公開できるバージョンやエンバーゴ期間、公開可能な場所を確認可能

国内雑誌: 学協会著作権ポリシーデータベース(SCPJ)

  • 対象: 日本国内の学協会が発行する雑誌
  • 特徴: 著者最終稿の扱い、公開場所やタイミングなどがGoogleスプレッドシート形式で整理されています。雑誌名やISSNで検索も可能。

詳しい操作方法は、「雑誌の公開ポリシーの調べ方」(PDF)を参照してください。